NPO活動

Nonprofit Activities by Media & Art League

使命・目的

使命 人類の文化遺産を分かち合う

アートは、「真善美」と「知情意」が凝縮された、人間の創造性の総和の頂点といえます。数多の文明間の交流と多様性を祝福すべく、アートを通して、私たちのもつ共通性を発見し、多元的に検証していくことで、相互理解を深めるメディアとなりうると信じています。終わりなき戦いや世界の分断化にもかかわらず、人類の歴史を通じて、私たちは創造的な文化を常に分かち合ってきたのです。

私たちの活動の使命は、互に影響し合ってきた歴史的な交流を再発見して、核となる共通の価値を見出すことです。古代の叡智が伝えてきたように、「一即一切」「一切即一」(華厳の教え)といった、巨視と微視を統合的に融合させるような見方で、文化を発信・共有・継承していくことです。

東大寺 伎楽面 酔胡従 重要文化財 奈良時代 (撮影:伊藤みろ)

私たちの長期的な目標の一つは、こうした多様かつ一体的な霊的かつ知的な集合遺産を、境界を越えて分かち合い、促進していく発信拠点をつくることです。私たちの願いとは、私たちの「メディア=アート+メッセージ」が世界中で分かち合われるものとなること—。私たちの創作活動も、そのためのものです。

関連情報:《概要 ー メッセージ》

 

活動趣旨  寛容と連帯の輪を育むためのアート活動

メディアアートリーグは、グローバルな地平で、独自の文化交流の橋をかける非営利活動を行なっています。メディアとアートによる、クリエイティブな活動を通して、日本を代表する文化財および知的財産をはじめ、ユーラシア大陸の文化遺産を、「作品」として分かち合い、共有し合う活動に着手しています。

「アートから願う平和、平和がつくるアート (“Peace through Art, Art through Peace”) 」をモットーに、「メディアアートリーグ」として進めてきた国際文化芸術プロジェクトを、継続的かつグローバルに推進していくことを目指しています。

アーティスト・著述家・プロデューサーである伊藤みろが中心となって、国際文化交流・共有活動の架け橋として、中期的に非営利事業を「本物の日本遺産イニシアティブ」や「デジタルシルクロードミュージアム」といったNPOとして、設立することを目指しています。

東大寺ミュージアム 月光菩薩 Candra-prabha  国宝 8 世紀 (撮影:伊藤みろ)

関連情報:《概要 ー ステートメント》

2016年「光と希望のみち(欧州評議会日本国オブザバー就任20周年記念)」ストラスブール欧州評議会

 

活動目的

NPOの設立を目指すメディアアートリーグの非営利活動は、日本およびアジア・ユーラシアの文化遺産の中でも、相互交流の歴史を如実に伝える、「世界遺産」などの選りすぐりのコンテンツ(写真・映像・著作物・文献など)をテーマにしていきます。世界の図書餡や博物館、大学や研究機関、NPOやNGOにおいて、展覧会や映像作品の上映、講演活動などを通して紹介し、スペシャリストや文化的・知的な人材交流を図りながら、世界の人々と分かち合う活動とネットワークづくりに注力していきます。

1508年作成のユーラシア大陸の古地図(部分)

下記が活動の主な目的であり、長期的な目標です。

  • 日本をはじめ、ユーラシア大陸のシルクロード沿いの遺産に見られる、宗教や文化圏を越えた共存や融合の歴史を見つめ直し、保存し、分かち合うこと。
  • 平和への礎となり、人類がひとつになりうる「連帯のビジョン」を作品を通して、提示すること。
  • 歴史を通して、多様性を貫く普遍性を探り出しながら、地球規模の心のつながりや寛容を育むために、貢献していくこと。

北米と東京、そして奈良からギリシャ、ローマ、ひいてはアフリカ沿岸までの「精神のシルクロード」を経て発信する「メディア=アート+メッセージ」が、アメリカとヨーロッパ、アジアおよび中東諸国間をはじめ、グローバルな相互理解と文化共有に貢献することを願っています。

 

江戸時代後期の世界地図(部分、Ensign, Bridgman & Fanning Publishers, New York)

活動の紹介

活動内容

本物の日本遺産イニシアティブ

(独自のメディアづくりによる日本文化の国際広報事業)

https://japan-authentic-heritage-inititative.org

写真・映像制作をはじめ、書籍や写真集などの貴重な文献の出版企画、展覧会・講演会の開催などのメディアづくりを通して、国内外に発信。世界の大学や教育機関、財団等とのコラボレーションによる教育活動を展開。「本物の日本遺産イニシアティブ」は、メディアアートリーグとして活動してきた非営利活動を継続し、NPO設立を準備中。

 

デジタルシルクロードミュージアム

https://digital-silkroad-museum.org (限定公開)

「いのちと祈りの人類遺産」をテーマに、有形・無形の世界遺産を撮影した写真作品をはじめ、世界のアーティストの連携(リーグ)による、日本・アジア諸国・ユーラシア大陸の傑出した文化遺産のコンテンツを元にする「デジタルシルクロードミュージアム」の構築(限定公開)

「デジタルシルクロードミュージアム」サイト https://digital-silkroad-museum.org (経済産業省補助事業)

 

独自の視点での映像作品の企画・制作

日本の1400年の精神文化を「人類遺産(ワールドクラスの文化芸術)」として、独自の視点で発信する、映像作品の企画・制作。撮影した写真や完成作品は、協力諸機関に寄贈する。同時に展覧会や講演会での上映、ならびに世界の公共放送網での放映を働かきかける。

※関連情報:《文化芸術プロジェクトー映像作品の制作》

映像詩「飛鳥・藤原 律令国家のはじまり〜仏教文化の開花をたどる」より(撮影・文・監督:伊藤みろ MIRO ITO)

 

国際交流と共有活動

多文化間の文化芸術活動・国際交流プロジェクトの企画立案とプロデュース (展覧会・映像上映と放映・レクチャー・公演など)、および関係機関への成果物(写真作品や書籍、映像など)の寄贈活動を行う。

※関連情報:《文化芸術プロジェクト ー 展覧会・講演会》

欧州評議会日本国オブザバー20周年記念「光と希望のみち」展(2016年11月)

 

独自コレクション

上記の活動を通じた、博物館や図書館、大学や他の研究機関への、日本・アジア・ユーラシアの精神文化に関する映像作品・写真作品、出版物・文献などの寄贈活動、コラボレーションパートナーや提携機関内での独自コレクションの構築を図る。

中央アジア最古の釈迦三尊像(紀元1〜2世紀)、ウズベキスタン国立歴史博物館蔵、撮影:伊藤みろ

展望と目標

展望 

メディアアートリーグは、中期的に、「本物の日本遺産イニシアティブ」や「デジタルシルクロードミュージアム」としてNPOの設立を目指しています。

初期の段階では、日本政府や民間の補助金申請やクラウドファンディングをはじめ、さまざまなファンディングを行いながら、プロジェクト単位でのNPO活動を展開していきます。

世界巡回展覧会&講演活動を展開する中で、アメリカ大陸、日本・アジア、ヨーロッパ大陸における有識者、事業をバックアップする慈善事業家、美術館・博物館などの要職の方々を賛同者として募ります。

東京、およびシルクロードの終着点である奈良に拠点を持ち、精神文化をテーマに、ユーラシアを一つに結ぶ、多文化間の文化芸術・学術活動を展開する国際機関として、「唯一無二」の存在となることを目標としていきます。

野村万之丞五世の復元した真伎楽面(右4体)
「伎楽 仮面の道」
企画・制作:メディアアートリーグ
写真・文・監督:伊藤みろ 監修:笠置侃一 音楽:芝祐靖

 

多様性の上に普遍的な価値を共有する

異文化への理解と尊重を育むために、文化の多様性を豊かさと捉え、排他性ではなく、地球全体において交流し合ってきた歴史を通して、人類の共有遺産として、包括的に見つめることが大切です。

それぞれの時代や地域、社会の文化的蓄積を遺産を通して理解すること。互いに空間・時間を超えて共通の基盤を探り、核となる価値を見いだし、多様性の上に普遍的な意義を共有すること。多文化間の交流の意義も、広く「寛容と連帯の心」を育てていくことにあるのです。

文化を通してなしうる社会貢献とは、異質なものを受け入れ、共有する寛容さを育てることで、対話を生み、平和に貢献することに役立つことだと信じています。

(更新:2025年8月)