出版・教育活動

出版活動


🔶「メディア=アート+メッセージ」の発信力

メディアアートリーグでは、アーティスト自らが発案し、出版社とのコラボレーションによって発信する「メディア=アート+メッセージ」の独自の出版活動を行っています。メディアアートリーグが企画・編集・デザイン・制作などを担当し、プロジェクト毎に専門チームを構成する「クリエイターフォーラム」として機能しています。

伊藤みろが著者・編集者として、東西の叡智をつなぐ普遍的なメッセージや伝承のかたちを、日本およびユーラシア大陸伝来の伝統から焙り出し、写真・映像作品・出版などの著作物の制作を行っています。「メディアとはメッセージだ (The Medium is the Message)」(M.McLuhan)の言葉どおり、「アート+メッセージ」を核に、国際間での独自のメディア発信を目指しています。

多文化・多言語間を自在に横断する現代のメディア環境において、私たちが創る小さな物語も、相互理解を生むひとつの「窓」になりうると信じる次第です。アートが「メディア=メッセージ」として、共感や感動を生み出し、東西や南北の壁や差異を越える、真のこころのコミュニケーションのための、創造的な交流の泉になることを願っています。

関連情報 :《発表実績ーメディアでの仕事》《国際コミュニケーションズ

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🔶3ヶ国語のローカライズされたメッセージ発信

カナダ〜ドイツ〜日本を拠点としてきたAndreas Boettcherが、メディアアートリーグ国際コミュニケ−ションディレクターとして、日英ー英独ー日独語学間のローカライズされたメディアメッセージを、伊藤みろと恊働で制作します。メディアアートリーグでは、海外展開とグローバルコミュニケ-ションに注力し、日本語と英語版のオリジナル版、ならびにドイツ語版のメディア関連の著作物の制作を行っています。

関連情報 :《Andreas Boettcher 略歴》《国際コミュニケーションズ

主な出版物

🔶メディアアートリーグの書籍 (文化芸術)

『日本の家紋と姓氏  伝統美と系譜』(著者:伊藤みろ、企画・編集:メディアアートリーグ/文化芸術エッセイ・家紋百科事典&姓氏解説集、誠文堂新光社、2013)

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『日本の家紋と姓氏 伝統美と系譜』(誠文堂新光社)
著者: 伊藤みろ   出版社: 誠文堂新光社

企画・編集: メディアアートリーグ
装丁: 齋藤知恵子
英語タイトル: Andreas Boettcher
単行本: 416ページ (総家紋数: 約3000点/紋種: 約300種)
発行日: 2013年3月27日
定価:1800円(+税)
サイズ: A5(21 x 14.8 x 2.5cm)

いま家紋が教えてくれる未来への祈りの心
日本の1400年、中国4000年の歴史への旅

このほど、日本の精神文化の源流である奈良の世界遺産の社寺や伝統芸能、古武道など取材した10年の歳月の一つのまとめとして、新著『日本の家紋と姓氏 伝統美と系譜』(誠文堂新光社)を上梓いたしました。

家紋という「イメージ」を通して見えてくる「未来への祈りの心」を焙り出しながら、書き下ろした文化・芸術・歴史エッセイ&家紋集です。日本の宗教文化や伝統芸能を担う専門家の方々への取材に基づき、さらには日本や中国の古典文学、美術、建築、工芸の分野に至るまでの学術文献に拠り、家紋に託された豊かな文化史・精神史を検証してみました。

家紋という「宇宙(ミクロコスモス)」に映し出された、日本に遺され、守られてきたシルクロードや中国伝来の文化史を辿ってみました。

とりわけ、日本の家紋の起源を、飛鳥・奈良時代にまで遡り、聖徳太子に始まる神仏習合1400年の歴史に光を当て、神仏への祈りという視点から、家紋を捉えてみました。これまで語られることのなかった「秘話」を紹介しながら、合計約3000点という紋数を収録しています。また幻の紋、知られざる紋、珍しい紋まで、約300種類の豊富な紋種を網羅し、文化の「鏡」であり、祈りの結晶のである「家紋の百科事典」を目指しました。

一方、本書では、副題「伝統美と系譜」の通り、後半100ページ分の付録となった、日本の約120姓氏の由来について、詳しい解説を行いました。家紋と姓氏は、まさに「不二(身と殻のように切り離せない)」のものでありながら、家紋も姓氏も、これまで本格的な学術研究がなされておらず、姓氏についても、諸説が入り乱れる中で、歴史的第一級文献に基づいて、出典を明示した上で、解説文を編集稿として、書き下ろしました。

そして本書416ページに凝縮された、家紋と姓氏の総鑑的な歴史から浮かび上がるのは、神仏に捧げられた日本人の祈りの心であり、文化の特異性を超えた、いのち根源にある「光」を求める心です。そうした視点に立つならば、家紋は、「人類資産」として普遍性を獲得し、新しい文脈で復興し、時代や場所を超えて、永遠の光彩を放ちうるのかもしれません。

私たちの遠くて近い祖先からの贈り物である、日本の1400年の伝統、中国4000年の歴史、朝鮮半島の国々との友好への祈りに満ちた、未来へと受け継いでいきたい「和」の心を焙り出しています。

もとより、日本初の「十七条憲法」(604年)の第一条である「和」の教えは、聖徳太子の時代より、戦いがあったからこそ、それを乗り越える叡智として唱えられ、私たちの心の中で生き続けてきたことを、本書において、何よりも伝えたいと思いました。

日本に遺されたアジアの叡智、聖徳太子以来の「和」の心を、作品を通して世界の多くの方々と共有していくことが、もとより私の作家活動の目標であり、生きる「使命(命の使い道)」そのものです。いまこそ、まさに「和」の心の実現のために、表現し行動していくときなのだと信じる次第です。

一人でも多くの方々の手に取っていただければ、筆者・編者として、大変幸せに存じます。

平成25年4月吉日

伊藤みろ  メディアアートリーグ

『心のすみか奈良 いのちの根源なるものとの出合い』(著者:伊藤みろ、企画編集:メディアアートリーグ/フォトエッセイ・写真集、ランダムハウス講談社、2010)

『心のすみか奈良 いのちの根源なるものとの出合い』

『心のすみか奈良 いのちの根源なるものとの出合い』
伊藤みろ 著  発行:ランダムハウス講談社

企画・編集: メディアアートリーグ
協力:東大寺、唐招提寺、元興寺、春日大社
装丁: 齋藤知恵子
英語作成: Andreas Boettcher
発刊: 2010年2月24日
定価: 2,000円(本体1,905円)
判型: A5上製  ページ数: 144ページ

ごあいさつ

2010年は日本の都が平城京に遷されて1300年の年ですが、1000年、1500年という単位の年月は、想像を絶するスケールです。それを「いのちと祈り」の景観として、現代の私たちにも「見える」かたちで連綿と伝えてきたのが、奈良の精神文化の「奇跡」のような神仏習合の伝統です。

1989年に「ベルリンの壁」の崩壊を東ベルリンで体験し、その後、NYで9.11同時多発テロを経験した私が、「いのちの根源なるもの」を求め、探し続けてきた答えは奈良にありました。その私自身の「求道」の旅の経緯を、奈良の1400年の叡智に学ぶかたちで、「いかに生きるべきか」のメッセージとして、フォトエッセイとして書き下しました。

同署は、そうした私の思いを託し、『心のすみか奈良 いのちの根源なるものとの出合い』(ランダムハウス講談社)という題となりました。 「9.11」以降、私なりにアートを通して平和を伝えようと開始した「メディアアートリーグ」の活動として、アーティスト自らが発案する「メディア=メッセージ」として、精神の啓蒙を訴えるものです。2004年以来、永住権を取得済みのアメリカから日本に戻り、奈良の精神文化についての6年間の取材の成果を、奈良シリーズの第一弾として「ことば力」+「伝統力」+「写真力」の融合を基軸に、同書にまとめました。

「ことば力」では、総論として私自身の「いのちの根源なるものとの出合い」を、東大寺の「9.11」当時の管長だった橋本聖圓長老に宛てた手紙として書き綴りながら、仏陀や奈良の伝統に基づいて、「いかに生きるべきか」について、橋本師より、お教えいただきます。

またインタビューによるご講話は、東大寺前管長の森本公誠長老から始まります。森本長老はイスラム史の権威としても知られる奈良を代表する高僧のお一人です。

続いて唐招提寺からは、執事(後に執事長)の西山明彦師から、鑑真和上の知られざる功績についてのお話を、また日本最古の寺院である元興寺(飛鳥寺の後身)の辻村泰善住職からは、深いながらも大変分かりやすい仏教入門をお話いただきました。

さらに春日大社・岡本彰夫権宮司から「誇りをもつこと」「道をいくこと」の大切さともに、神道入門を兼ねた日本文化論をご披瀝いただいています。

また「古寺・古社・古儀」に学ぶ「伝統力」の地平では、東大寺、唐招提寺、元興寺、春日大社に代表される奈良の世界遺産の伝統行事を写真にて紹介いたしました。

東大寺の修正会~修二会(お水取り)~燃灯供養・万灯供養、唐招提寺の修正会~うちわまき、元興寺の地蔵会万灯供養、そして春日大社の万燈籠を通して、日本の最初の都であった奈良の伝統行事の「極み」といえるような、精神の深みに触れていただけることと存じます。それは同時に解説として書き下した「日本文化の深層への旅」を誘(いざな)うものです。

奈良で「いのちの根源なるもの」と出合った私の経験を、本書を通して、皆様にもご共有いただければ幸いに存じます。奈良の伝統から現代の私たちに贈る、鮮烈な未来へのメッセージとして、ひとりでも多くの方々に読んでいただきたいと願っています。

日本の「心のすみか奈良」である奈良に継承されてきた1400年の叡智に学び、心の本来のあり様を、いま改めて見つめ直すときなのではないでしょうか。

平城京遷都1300年の記念の年に、日本文化の曙である奈良を「精神」としてぜひご体験いただきたいと願いつつ、ご挨拶に代えさせていただきます。

なお心願成就を期しまして、2010年より、これまでの漢字の雅号「美露」から「みろ」へとひらがなに改めましたことを、併せてお知らせ申し上げます。

平成22年2月吉日

伊藤みろ   メディアアートリーグ代表

『萬歳楽ー大きく ゆっくり 遠くを見る〜野村万之丞作品写真集』(著者:伊藤美露、企画・構成:メディアアートリーグ/写真集、日本カメラ社、2004)

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『萬歳楽ー大きく ゆっくり 遠くを見る〜野村万之丞作品写真集』
伊藤美露 著  発行:日本カメラ社

企画・構成:メディアアートリーグ
発刊:2004年10月25日 価格:3,990円
体裁:四六判正方形/カラー120ページ 本文48ページ


ごあいさつ

古典芸能の世界のみならず、現代日本の芸能の世界全般において、輝かしい業績を遺した総合芸術家・狂言師の五世野村万之丞氏の楽劇作品を中心に紹介する写真集『萬歳楽』を、このたび発刊いたす運びとなりました。

野村万之丞氏(本名:耕介)は、2004年6月10日に44歳の若さで急逝されました。300年の歴史を持つ狂言和泉流・野村万蔵家の長男として生まれ、祖父六世万蔵、父初世萬(ともに人間国宝・芸術院会員)の薫陶を受け、(社)能楽協会理事を務められるなど、重要無形文化財総合指定保持者として、21世紀の狂言界の中心的な役割を担い、2005年1月には八世野村万蔵を襲名する予定でした(後に追贈)。

傍ら能狂言のルーツとなる幻の芸能「田楽」や「伎楽」を現代に蘇えらせるなど、古代から現代に至るアジアの芸能と共通のヴィジョンを世界に提示してくれました。

田楽は1990年に「大田楽」として復興させ、演出を手がけた「長野パラリンピック閉会式」にて全世界に披露。また飛鳥~奈良時代に栄えた伎楽は「楽劇 真伎楽」として2001年に復活させ、ワシントンのスミソニアン・フォークライフ・フェスティバルにて上演。ともに世界の中で発信する古くて新しい日本ならびにアジアの楽劇として、高い評価を得ています。2001年には、フランス政府より「芸術文化勲章シュバリエ」を受章されました。

本写真集におきましては、万之丞氏の作品の世界を、平成の時代に見事に花開いた楽劇作品として後世に遺し、継承していく意味において、貴重な映像資料となりますことと願っております。

万之丞氏の提唱していた「日本楽」を生き生きとかつ鮮やかに伝えられるよう、本書の構成は「仮面の世界」「真伎楽」「大田楽」「平和楽」「おくに歌舞伎」「萬狂言の世界(古典・落語・お伽・新生狂言/怪談狂言・女狂言)」「東西文化の融合(聖火歓迎楽劇/オペラ演出)という章立てにて、絵巻物のように展開させています。

私は、これまでドイツ・アメリカ・日本を中心に15年余に亘り、写真アーティスト・著述家として作家活動を行ってまいりましたが、万之丞氏との出会いは、まさに「一期一会」といえるものです。

写真はメディアとしての性格上、まさに「出会いの芸術」そのものですが、万之丞氏の作品世界との出会いは、西洋社会で長く活動してきた私の作家活動の中で、日本やアジアの伝統芸能や古典の世界への眼を真に開いてくれるものでした。とりわけ仮面や舞踊をもとに文明伝承のルーツを追う研究者であり、実演者・演出家であった万之丞氏からは、多くを学びました。

なお本写真集のタイトルである萬歳楽(まんざいらく)とは、「相撲や芝居などの公演の最終日」を表す千秋楽の対語で〈萬(すべて)の歳(とし)が楽(たの)しく始まる〉という目出度い意味」になります。本写真集がその意味どおり、万之丞氏の作品が広く世界へ、未来へと継承されていく、未知の可能性のはじまり、として捉えていただければ幸いです。

不世出の天才であり、稀代の挑戦者だった野村万之丞氏の業績を本写真集により、多くの方々と共有いたしたく、写真集発刊のご挨拶に代えさせていただきます。

平成16年10月吉日

伊藤美露 (旧名)

『ヨーロッパ 官能のヴィジョン』 (編著:伊藤美露、英訳:Andreas Boettcher、写真集・評論、誠文堂新光社、1997)

ほか


書評・著者インタビュー

「週刊東洋経済」(2010年6月26日号):『心のすみか奈良』伊藤みろ著

「週刊東洋経済」(2010年6月26日号)〈BOOKS & TRENDS: REVIEWS〉

04『心のすみか奈良』伊藤みろ著

著者・伊藤みろ氏の写真は、奈良の寺社の深奥に現代まで息づく日本の宗教の古層に迫っており、一枚一枚に神々の存在を感じさせる空気がある。

大判豪華本にしても耐えうる芸術性の高い写真の数々だが、著者のより多くの人に見てもらいたいという意向から、普通サイズのフォトエッセー集にまとめられたという。それでも写真の力は失われておらず、著者の「奈良の心」に対する解釈が鮮やかに伝わってくる。装丁も細心で、カバーを取ると、本体の表紙に予期せぬ工夫も。

東大寺長老・森本公誠師、唐招提寺執事・西山明彦師、元興寺住職・辻村泰善師、春日大社権宮司・岡本彰夫師など、奈良を代表する碩学のメッセージがたっぷり収録されているのも本書の大きな魅力だ。彼らがいかに生きるべきかを、極めて平易に語る能力には驚かされるが、一つ一つの言葉が心に届いてくる。

平城京1300年の年だけにより味わい深い。

武田ランダムハウスジャパン(旧ランダムハウス講談社)、2000円

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「奈良新聞」(2010年5月13日木曜日):世界平和へ 奈良の心を

「奈良新聞」(2010年5月13日木曜日)

世界平和へ 奈良の心を
写真家の伊藤みろさん フォトエッセー出版

米国ニューヨークで同時多発テロを間近に体験、宗教対立の問題に答えを求め、奈良で取材と撮影をしてきた写真家、伊藤みろさん=東京都世田谷区=が、県内の伝統文化を通し現代社会へのメッセージをつづったフォトエッセー「心のすみか奈良」を出版した。

伊藤さんはテロ発生後、インターネットで橋本聖圓・東大寺別当(現長老)の「世界は平等と連帯、寛容と忍耐を必要としている」との言葉に出会い、6年前に帰国、奈良で撮影を始めた。

フォトエッセーでは宗教や現代社会への思いを「橋本聖圓師への手紙」としてまとめたほか、森本公誠東大寺長老、岡本彰夫春日大社権宮司ら4人の宗教家のエッセーも掲載。東大寺二月堂の修二会や唐招提寺のうちわまきなどの写真を収録している。

伊藤さんは「奈良の精神文化は世界に通用する財産。ライフワークとして追いかけていきたい。この本から生きる力を見出してもらえれば」と話している。

ランダムハウス講談社。A5判、143ページ、2000円。

「アサヒカメラ」(2010年4月号) :『心のすみか奈良 いのちの根源なるものとの出合い』

「アサヒカメラ」(2010年2月号) : グラビア紹介「元興寺」(『心のすみか奈良』より)

「夕刊 読売新聞」(2010年3月23日火曜日):命と祈りの故郷「奈良」本に

「夕刊 読売新聞」(2010年3月23日火曜日)〈夕刊文化〉

命と祈りの故郷「奈良」本に

欧米を中心に活動してきた写真家・著述家の伊藤みろさんが、6年にわたって奈良の社寺や行事を取材、撮影した成果を、フォトエッセー「心のすみか奈良 いのちの根源なるものとの出合い」(ランダムハウス講談社、税別1900円)=写真=にまとめ、出版した。

舞踏の一場面を撮った写真が2006年にベネチアビエンナーレ・ダンス部門の公式イメージに選ばれるなど、国際的に活躍してきた伊藤さんは01年、当時暮らしていた米・ニューヨークで米同時テロに遭遇した。

その直後、たまたまネット上で、東大寺の橋本聖圓別当(現長老)が就任時に大仏の前で読み上げた「平等と連帯、寛容と忍耐」という言葉を見つけ、「宗教対立の様相を呈していた時だけに、宗教の違いを超えてすべてに通じる言葉に感銘した」という。

その豊かな精神文化を取材しようと、04年に帰国。奈良で社寺を訪れたり、法会に参加したりするうち、「生かし、生かされているという教えが残る奈良は、命と祈りの故郷と確信した」と話す。

人々の犯した罪を悔いて世界平和などを祈る東大寺二月堂の「お水取り」や、唐招提寺、元興寺の行事など約40点の写真を収録。東大寺の森本公誠長老や春日大社の岡本彰夫権宮司らのインタビューも掲載した。

第2弾の出版も企画中で、「奈良の精神文化は人類共通の遺産。ライフワークとして取り組みたい」。

(早川保夫)

「週刊東洋経済」(2004年11月27号):『萬歳楽 野村万之丞作品写真集』(評者:森山明子ー武蔵野美術大学教授)

「週刊東洋経済」(2004年11月27日号)〈今週のお薦め〉
『野村万之丞作品写真集 萬歳樂』
伊藤美露著▪️日本カメラ社/3990円 168ページ

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大輪の花を咲かせて散った若き狂言師の肖像
評者ー武蔵野美術大学教授 森山明子

20世紀から21世紀への変わり目に、日本社会は、なぜかくも狂言師・野村万之丞を必要としたのだろうか。写真集『萬歳樂』をめくるたびにこんな感慨が湧いてくる。1998年長野パラリンピッックの閉会式演出を前哨戦として、2001年に「真伎楽」および「マスクロードプロジェクト」をスタートさせて以降、アテネ五輪の聖火歓迎楽劇に至る万之丞の活躍には目を瞠るものがある。

東大寺・正倉院に遺された伎楽面を手がかりに23面を復元して平安初期に途絶えた伎楽を復元する「真伎楽」公演には韓国、北朝鮮、米国へと広がり、「萬狂言」は欧米数都市で上演された。さらには「怪談狂言」「女狂言」「復元・阿国歌舞伎」といった新ジャンル開拓が本年6月10日の死の直前まで続けられたのである。

伊藤美露が万之丞を撮り始めたのは米国在住時の2002年の「真伎楽」ワシントン公演から。「大きくゆっくり遠くを見る」を家訓とする野村家の八世野村万蔵を襲名すべく咲いて散ったこの客人(マレビト)最晩年の躍動を、そのデジタル写真は見事なまでに写し取っている。
巻末の「野村万之丞を語る」には、中曽根康弘氏(日韓協力委員会会長)をはじめとして各界から66人が文章を寄せているが、いずれも万之丞芸術への期待と哀惜とがにじむ。その理由は万之丞自身の言葉に明らかだ。「21世紀はアジアの時代といわれる。真伎楽はアジアとは何かを伝え、文化交流だけではなく、文化共有の時代の到来を告げるのである」(『マスクロードー幻の伎楽再現の旅』)。

日本を発し、シルクロードを経由して西方へと伝搬する文化共有ことが、野村万之丞、伊藤美露、そしてこの写真集に関わったすべての人々の願いなのだと思う。

「毎日新聞」(2010年4月23日) :奈良テーマに初のフォトエッセー 東大寺長老らのインタビューも

奈良テーマに初のフォトエッセー 東大寺長老らのインタビューも
お水取りやうちわまき 写真家・伊藤みろさん出版

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国内外で活躍する写真家、伊藤みろさん=東京都世田谷区=が、奈良をテーマに初めてのフォトエッセー「心のすみか奈良 いのちの根源なるものとの出合い」(武田ランダムハウスジャパン)を出版した。05年から取材を続けてきた伝統行事の写真や、僧らのインタビューなどを掲載している。

伊藤さんは慶応大を卒業後、ドイツ・エッセン大学で写真を学んだ。01年の米・同時多発テロ以来、「宗教の戦争」と言われることに疑問を抱いた。そのころ、東大寺の橋本聖圓別当(当時)が大仏の教えを「平等と連帯、寛容と忍耐」としたことに感銘を受け、奈良の寺社の取材を始めた。

今回の本では、東大寺の修二会(お水取り)や唐招提寺のうちわまきなどの写真60点と、東大寺の森本公誠長老や春日大社の岡本彰夫権宮司らのインタビューをまとめた。

伊藤さんは「人は一人ではなく、いろいろな関係の中で生かされていることを奈良で教えてもらった。多くの人にそのことを伝えたい」と話している。(花澤茂人)

キャプション:出版された「心のすいか奈良 いのちの根源ものなるとの出合い」
2000円(税込み)。A5判、144ページ。

「日本カメラ」(2003年12月号) : グラビア紹介『萬歳楽 野村万之丞作品写真集』
ほか


教育活動

🔶東西を貫く写心道の提唱

メディアアートリーグ代表伊藤みろは、「アサヒカメラ」誌で大きな反響を呼んだ連載「極意で学ぶ写真ごころ」において、精神の道としての「写心道」を提唱し始めました。

写真とデジタルクリエーション、動画や現代アートとの境界が取り払われていくなか、写真表現の真髄とは、一枚のイメージの中に、隠された世界をいかに明るみに出すか、「見えているもの」から「見えないもの」を直観させる、その「霊性 (spirituality)」が生み出す力に求められるのではないでしょうか。

瞑想のごとく無我の境地で「宇宙との波動合わせ」に己を委ね、見える世界を通して無意識を探求するーこうした創作は、俳句などと同様、極めて直感的でありながら、一瞬にして対象と一体化する行為といえます。写真道では、武道などと同じように、道としての写真の哲学と精神性を重んじながら、芸道として究め、未来へ継承させていくことを目的とします。

超大判カメラ「8×10 (エイトバイテン)」や、4×5などの大判撮影技法の指導から、バウハウスの実験写真を検証して試みる講座をはじめ、高度なライティング術、先鋭的なデジタルイメージクリエーションまで、伊藤みろがドイツやアメリカの写真クリエーションの第一線で究めてきた、国際水準の本格的な写真術の王道を伝えます。

写心道の精神修養を通して、魂を磨き、世界の国々の人々の心をつなぐことが、メディアアートリーグの教育活動の趣旨であり、その目標です。教本の発行をはじめ、ワークショプを開催して、国内はもとより、伊藤みろが活動してきたドイツやアメリカでの開催をはじめ、国際的な普及を目指します。

✴︎写心道の趣旨については、以下をご参照ください。

趣旨:「写心道」を写真ごころで啓く

写心道では、「極意」を二つの範に求めています。

一つは、能や剣、弓道などの技芸をはじめ、山水画や日本庭園などをテーマに、そこに秘められた極意を学びながら、写真表現に置き換える、日本の精神文化に学ぶ極意です。学ぶのは、形を超えた理(ことわり)です。

日本の伝統文化の簡素さに宿る幽玄なる美の「形」を「表」とするなら、「裏」にはそれを支える「理」が常に張り合わさっています。その意味で、日本文化はまさに「極意」の文化といえるほどです。

もうひとつは20世紀初頭の前衛運動であるモダンアートにおける表現上の挑戦。フォービズム、キュビズム、ダダ、表現主義を経て、新即物主義やシュールレアリスム、抽象芸術に至るまで、芸術表現が根本から塗り替えられるなか、ロシアンアヴァンギャルトやバウハウスで試された果敢な写真の実験をヒントに、写真技法を「写心道」として、捉え直していきます。

こうした技法の「理」と「道」を実践しながら、その先に行き着くのは「写真ごころ」です。そして写真ごころとは、剣や弓道の極意のごとく、熟達とともに形を超え、万物の心と溶け合って一体となり「無我の境地」へと限りなく近づいていきます。

「日本伝統文化」と「モダンアート」、一見相容れないように見える二つの範は、モダンアートの源流に日本の伝統文化を位置づけるとしたら、「陰陽」のようにかみ合ってくるのです。

写心道は、私自身の経験をもとに、東西文化の融合、その極意と精華とを考えながら、写真ごころとは何かを探求し、表現していく芸道です。

(※上記は、伊藤みろ著『極意で学ぶ 写真ごころ』発刊の「ごあいさつ」をもとに、加筆したものです。)


© 2015 Miro Ito (photographed at Ipada, Odawara, Japan)

教本・評論

『フォトグラファーズバイブル』(著者:伊藤みろ、企画・編集:メディアアートリーグ/写真教本・写真集、誠文堂新光社、2012)

『フォトグラファーズバイブル』
伊藤みろ 著   発行:誠文堂新光社

企画・編集: メディアアートリーグ  装丁: 齋藤知恵子   英語作成: Andreas Boettcher
発刊: 2012年5月   定価: 2,100円(税込み)
カラー単行本: 191ページ

写真を愛するすべての人に捧げる「バイブル(座右の書)」

写真術の魅力を、未来永劫変わらない法則をもとに『フォトグラファーズ バイブル』としてまとめ、発刊いたしました。

教本としての本書は、 写真の構図や絵づくりのルールを「変わらない法則」として解説し、写真の基礎から応用まで、撮影技法と表現力を同時に鍛えながら、思いどおりの写真を撮るために、実力に磨きをかけていただくための内容です。

「プロに学ぶ発想と絵づくり、構図とライティング」の副題どおり、写真の楽しみ方と達人への道を、「構図」「絵づくり」「発想」「ライティング」の4つのテーマから、私自身が世界さまざまな国々で心おもむくままに撮ってきた作例をもとに、分かりやすく紹介を試みました。

作品づくりでは、ドキュメンタリー写真を中心に、テーマの選び方や着眼点から、写真の詩情、アート性まで、さまざまな創造的視点について、発想豊かに幅広く学んでいただきます。さらに上級者やプロ向けに、ハイエンドな本格的なスタジオライティングの技法を公開しました。

一方、本書は写真の教本であり、私自身つねに目指してきた「達人への道」を求める実践的テクニックに主眼を置きながらも、私の魂の旅路の「私的ドキュメンタリー写真」のポートフォリオといえる趣きです。さらに美学研究家として培ってきた、技術を支える写真の美学や哲学、歴史についても、簡潔にまとめ、写真表現の奥義へと誘(いざな) わせていただきます。

ミニ写真集のような扱いでご紹介させていただいた世界遺産である奈良やバルト三国での心揺さぶられる宗教体験や、仏教、神道、キリスト教をはじめ、古今東西の貴重な文化財の素晴らしさに、自然や風景の美しさに、世界各地の訪れた街での一瞬の物語との邂逅に感謝を捧げたい思いでいっぱいです。

また日本の優れた伝統工芸である竹工芸の匠の粋に、NYで出会った美しきミューズであるモデルたち、ウェールズの詩聖Anno Birkinをはじめ、写真を通して「永遠のいま」という時空のモニュメントと向き合えることに_。

ドイツ、アメリカ、日本…と三つの国を経て、活動し続けてきた私自身の写真を介したすべての出逢いに、魂を捧げる気持ちで書き上げましたので、写真を愛するすべての人に、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。

これまで美しく尊いご縁を与えてくださった、私たちを支える大きな力に、深く頭を垂れる思いで、心からの感謝と敬意を捧げます。そしてそれが写真を撮ることの醍醐味であることを、本書を読まれる方に感じていただけるなら、著者として本望です。

全ての出会いへの感謝とともに

2012月6月吉日

伊藤みろ
メディアアートリーグ


「人生とは君の芸術だ。開かれ、覚醒した心が君のカメラだ。世界との一体感が君のフィルムだ。君の輝く目と気楽なほほえみが君の博物館だ」とは、20世紀を代表する最も偉大な写真家の一人、アンセル・アダムス (Ansel Adams 1902-1984) の言葉です。
人生はまさに芸術であり、表現する心がカメラであり、そして作品が博物館なのだと思います。
そして芸術における表現とは、魂を込めれば込めるほど、真実へと向かう「幸せ」と同義語の「信念」という宝石になるのです。あるいは「心」という形なきものの黄金といっていいかもしれません。
この本は、写真表現において、珠玉の宝石のような輝きを目指す人々のための「バイブル(=座右の書)」となることを願って「フォトグラファーズ バイブル」というタイトルしました

(『フォトグラファーズ バイブル』伊藤みろ著「はじめに」より)

Cover Photo: Miro Ito / Model: Salome Tropp

Cover Photo: Miro Ito / Model: Salome Tropp

『極意で学ぶ 写真ごころ』(著者:伊藤みろ、企画・構成:メディアアートリーグ/芸術エッセイ・写真教本「アサヒカメラ」誌での連載のまとめ、フィルムアート社、2011)

『極意で学ぶ  写真ごころ』
伊藤みろ 著   発行:フィルムアート社

企画・構成: メディアアートリーグ   初出:朝日新聞出版    再編集:フィルムアート社   装丁: 齋藤知恵子
発刊:2011年11月30日    定価: 2,400 円+税
B5判/並製 オール4C/152 頁/

ごあいさつ

アサヒカメラ誌で連載していた「極意で学ぶ写真ごころ」が、このたびフィルムアート社から書籍として発刊になりました。ドイツ、アメリカをはじめ、世界の写真文化の第一線で学んで来た経験を一冊の本に託しました。

この本では、「極意」を二つの範に求めています。 一つは、能や剣、弓道などの技芸をはじめ、山水画や日本庭園などをテーマに、そこに秘められた極意を学びながら、写真表現に置き換える、日本の精神文化に学ぶ極意です。学ぶのは、形を超えた理(ことわり)です。

日本の伝統文化の簡素さに宿る幽玄なる美の「形」を「表」とするなら、「裏」にはそれを支える「理」が常に張り合わさっています。その意味で、日本文化はまさに「極意」の文化といえるほどです。

もうひとつは20世紀初頭の前衛運動であるモダンアートにおける表現上の挑戦。フォービズム、キュビズム、ダダ、表現主義を経て、新即物主義やシュールレアリスム、抽象芸術に至るまで、芸術表現が根本から塗り替えられるなか、ロシアンアヴァンギャルトやバウハウスで試された果敢な写真の実験をヒントに、写真技法を「写真道」として、捉え直してみました。

こうした技法の「理」と「道」を実践しながら、その先に行き着くのは「写真ごころ」です。そして写真ごころとは、剣や弓道の極意のごとく、熟達とともに形を超え、万物の心と溶け合って一体となり「無我の境地」へと限りなく近づいていきます。

「日本伝統文化」と「モダンアート」、一見相容れないように見える二つの範は、モダンアートの源流に日本の伝統文化を位置づけるとしたら、「陰陽」のようにかみ合ってくるのです。

同書は、私自身の経験をもとに、東西文化の融合、その極意と精華とを考えながら、写真ごころとは何かを解き明かしていく技法書であり芸術エッセイです。

連載中から、初心者から上級者の方、プロのカメラマンまで、幅広い層の方々にご愛読いただきましたが、書籍化にあたっては、内容や写真を更新し、魅力をさらにアップさせるよう努めました。

普遍的に使える技法と知識の上に、写真表現の盲点をつく、知られざる極意中の極意を随所に披瀝しています。

版元フィルムアート社の暖かなご支援のもと、私の写真魂と写真ごころのすべてを、そしてアーティスト、美学研究家としてドイツやアメリカで学んだこと、考えたこと、感動したこと、作品やエッセイに込め、本として最高の形にまとめられたと自負しております。

一人でも多くの方にお読みいただければ、本望です。

平成23年12月吉日

伊藤みろ
メディアアートリーグ

Cover Photo: Miro Ito / Model: Angela Briganti

Cover Photo: Miro Ito / Model: Angela Briganti

『魅せる写真術』(著者:伊藤美露、企画・構成:メディアアートリーグ/写真教本 [日本図書館協会選定図書]、MdNコーポーレション、2007)

『魅せる写真術 : 発想とテーマを生かす撮影スタイル』
伊藤美露 著   発行:MdNコーポレーション

企画・構成: メディアアートリーグ  装丁: 齋藤知恵子   英語作成: Andreas Boettcher
発刊: 2007年5月19日   定価: 1,980円(税込み)
カラー単行本: 159ページ

「魅せる写真術」の世界へようこそ

銀塩でも、デジタルでも、写真術として常に変わらないものは何かーそれは写真の「イメージ」としての特質に尽きます。デジタルか、アナログか、という問題は「入力(カメラ)」と「出力(フィルムか画像ファイルか)」の問題です。その中間にある「イメージ」は、写真術の共通の法則なり、鉄則に支えられています。
本書は魅力的な「イメージ」を創るための写真の「変わらない法則」を豊富な作例と詳細な解説で楽しく解き明かしています。初心者からハイアマチュア、学生、プロのクリエイターまで魅了してやまない「魅せる写真術」とは、光の表現に親しみ、色や形への感性を磨き、思い思いの日常でのこだわりを、豊かなイメージに変える世界です。

「光をつかまえる」「光をコントロールする」「効果的な露出を考える」「動感の表現」「さまざまな構図」…といった写真の12の「変わらない法則」を学びながら、風景から人物、ドキュメンタリー、スチルライフや日常世界の再発見、といった6つのテーマに即して、どうすれば魅力的なイメージづくりができるのか、作画上・技法上のアドバイスを展開していきます。

副題に「発想とテーマを活かす撮影スタイル」とあるように、日々の発想やアイデア、テーマをかたちにする、本格的な写真講座です。

「魅せる写真術」の撮影スタイル

本書にてご提案させていただいているのは「魅せる写真術」ための、発想とテーマを生かす撮影スタイルです。撮影の目的はさまざまであっても、写真のイメージづくりにおいて、ルールや法則があるとするならば、それを読む方々と一緒に共有していきたい、という願いを本書に込めました。

デジタル時代だからこそ、最先端のデジタル機材をどう使いこなすか、だけでなく、デジタルもアナログも分け隔てない地平から、そもそも「写真とは何か」「イメージ」づくりで何が大切か、を順を追って楽しく学んでいただけます。

初心者でも、学生の方でも、ハイアマチュアやプロのクリエイターの方でも、それぞれの興味に応じて、楽しん読んでいただけるように、イメージのもつ力を中心に据えて書き下ろしていますので、お好きなところから読み始めてください。身近な日常を美しく撮る私なりの秘訣だけでなく、プロの世界の取っておきの技法も、イラスト解説付きで公開しています。

この本の目的は、「魅せる写真術」というものがあるとするなら、そのために必要かつ十分な知識を学ぶことだけでなく、読まれる方が「心の眼」を純朴かつ透明に、世界の輝きに向けて開いていってくださることです。

そんな願いをこめて、少しでも多くの方々がお読みくださり、「魅せる写真術」の世界を共有していただけたら、本望です。

2007年5月吉日

伊藤美露(旧名)

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同書評「毎日新聞」(2007年6月24日日曜日)

「毎日新聞」(2007年6月24日日曜日)〈くらしナビ 生活 LifeStyle〉

◆魅せる写真術(伊藤美露著)

アート感覚あふれる写真撮影の解説書。露出、ピント、絞り、レンズや構図、光の使い方など、初心者からプロ級の腕前の持ち主まで参考になる。副題は「発想とテーマを生かす撮影スタイル」。写真家としてドイツ、ニューヨーク、東京に拠点を置いて活動する著者に加え、編集、イラスト、装丁を女性たちが担当した。

(エムディエヌコーポレーション・2079円)

(エムディエヌコーポレーション・2079円)

(エムディエヌコーポレーション・2079円)

『コンピュータとデザイン』JAGDA 教科書 (寄稿:伊藤美露/日本グラフィックデザイナー協会編、六耀社、2002)

『デジタル時代の写真術』(伊藤美露・小野隆彦・市川泰憲共著、評論、オーム社「日本機会学会創立 100周年出版事業」、2000)


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講演・ワークショップ

🔶講演実績

「写真ごころ」アーティストによる卓話とスライドショー(東京ロータリークラブ、2013)

「写真ごころ」を語る:『極意で学ぶ 写真ごころ』発刊記念講演会(八重洲ブックセンター、2011)

『極意で学ぶ写真ごころ』刊行記念 伊藤みろ 講演会

~「写真ごごろ」を語るトークイベント~
(2012年3月2日/八重洲ブックセンター本店 8階ギャラリー)

■趣旨
いまほど写真術が多くの人々に愛され、開かれた表現メディアとして、珠玉の宝石のような煌めきを放ちはじめた時代はないかもしれません。

その鍵となるのが心です。実際、写真表現において、心ほど重要なものはなく、心のメディアとして写真術を語り尽くした同書は、「アサヒカメラ」誌で大反響を読んだ連載をまとめたものです。

写真の哲学と奥義を語りながら、国際水準の技法を伝授し、「つながり」「分かち合う」ためのメディアとして、写真術の未来について、夢豊かに語ります。

■テーマ
「写真ごごろとは何か」というテーマについて、写真表現における創造的な視点や歴史、そして写真を撮る心構えにまで踏み込み、写真文化の精神論とその奥義を語ります。同時に、独米日の写真文化の第一線で活動してきた著者が究めた、写真技法の「極意」を解き明かします。

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「究める」:女性社員向けの講演(日本ケアコミュニケーションズ、2010)

「アートとデザイン」: デザイナーおよび商品開発スタッフ向けの講演(MAZDA R&D センター横浜、2003)

「デジタルの宇宙 アナログの記憶」(日本経験美学学会での講演/京都造形大学、2002)

「職業を実践するアーティストの心得(英語)」(バーナードカレッジ、NY、2002)

「フォトアートと女性写真」アメリカ女性写真家協会 (American Women Photographers Association) による招待講演 (AirGallery、NY、2001)

ほか

 

🔶国際ワークショップ開催実績

日本やドイツ、アメリカのカメラメーカー(タムロン・ブロニカ)、フィルム会社(アグファ、ポラロイド、コニカ)からの依頼により、ケルン「Photokina」やミラノ「Sicof」などの国際的なカメラショーで、90年代に個展およびワークショップを開催。ナポリでのブロニカ=ポラロイド共催のワークショップでは、2日間に2000人が詰めかけた。

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