International Media & Art League
アートによる共栄共存のヴィジョン
Peace through Art, Art through Peace
アートから願う平和、平和がつくるアート
🔶使命
人類の集合文化遺産を分かち合う
アートは、「真善美」と「知情意」が「光」として凝縮された、人間の創造的エネルギーの総和の頂点といえます。数多の文明間の統合と多様性を祝福すべく、アートを通して、私たちのもつ共通性を発見し、多元的に検証していくことで、相互理解を深めるメディアとなりうると信じています。終わりなき侵略や寛容性の欠如にもかかわらず、人類の歴史を通じて、私たちは建設的な相互作用を常に分かち合ってきたのです。
私たちの使命は、互に影響し合った歴史的な交流を発見し、核となる共通の価値を見出すことです。古代の叡智が伝えてきたように、「一即一切」「一切即一」(華厳の教え)といった、巨視と微視を統合的に融合させるような見方で、包括性と多様性を統合していくことです。
私たちの長期的な目標の一つは、こうした多様かつ一体的な霊的かつ知的な集合遺産を、境界を越えて分かち合い、促進していく発信拠点をつくることです。私たちの願いとは、私たちの「メディア=アート+メッセージ」が世界中で分かち合われるものとなること—。私たちの創作活動も、そのためのものです。
関連情報:《概要 ー メッセージ》
🔶活動趣旨
寛容と連帯の輪を育むためのアート活動
「インターナショナルメディア&アートリーグ」は、グローバルな地平で、独自の文化交流の橋をかける非営利団体として、構想されています。メディアとアートによる、精神的かつクリエイティブな活動を通して、日本を代表する文化財および知的財産をはじめ、ユーラシア大陸の遺産を、「作品」として分かち合い、交換し合う活動に着手しています。
コミュニケーション理論家、マーシャル・マクルーハンが「メディアとはメッセージだ」唱えたように、アーティスト・著述家・プロデューサーである伊藤みろが中心となって、国際文化交流・共有活動の架け橋として、当NPO事業の母体を北米に設立することを目指しています。
「アートから願う平和、平和がつくるアート (“Peace through Art, Art through Peace”) をモットーに、「メディアアートリーグ」として進めてきた文化芸術プロジェクトを地球レベルに引き上げ、グローバルに推進していくことを目指しています。
関連情報:《概要 ー ステートメント》
🔶活動目的
「インターナショナルメディア&アートリーグ」は、日本およびアジア・ユーラシアの文化遺産の中でも、相互交流の歴史を如実に伝える、「世界遺産」などの選りすぐりのコンテンツ(写真・映像・著作物・文献など)をテーマにしていきます。世界の図書餡や博物館、大学や研究機関、NPOやNGOにおいて、展覧会や映像作品の上映、講演活動などを通して紹介し、スペシャリストや文化的・知的な人材交流を図りながら、世界の人々と分かち合う活動とネットワークづくりに注力していきます。
下記が活動の主な目的であり、長期的な目標です。
- ユーラシア大陸のシルクロード沿いの遺産に見られる、宗教や文化圏を越えた共存や融合の歴史を見つめ直し、保存し、分かち合うこと。
- 平和への礎となり、人類がひとつになりうる「連帯のビジョン」を作品を通して、提示すること。
- 歴史を通して、多様性を貫く普遍性を探り出しながら、地球規模の心のつながりや寛容を育むために、貢献していくこと。
北米と東京、そして奈良からローマまでの「シルクロード」を経て発信する「メディア=アート+メッセージ」が、アメリカとヨーロッパ、アジアおよび中東諸国間をはじめ、グローバルな相互理解と文化共有に貢献することを願っています。
🔶活動内容
🔸デジタルアーカイブ
「いのちと祈りの人類遺産」をテーマに、有形・無形の世界遺産を撮影した写真作品をはじめ、世界のアーティストの連携(リーグ)による、日本・アジア諸国・ユーラシア大陸の傑出した文化遺産のコンテンツを元にするデジタルアーカイブの構築
※関連情報:《文化芸術プロジェクト ー 世界遺産の撮影》
🔸映像作品の企画・制作
多文化間のクロスメディア映像作品の企画・制作。撮影した写真や完成作品は、協力諸機関に寄贈するほか、「デジタルアーカイブ」構築に役立てる。同時に展覧会での上映ならびに世界の公共放送網での放映を働かきかける
※関連情報:《クリエイティブプロジェクト ー アートプロデュース》
🔸文化芸術の交流と共有活動
多文化間の文化芸術活動・国際交流プロジェクトの企画立案とプロデュース(展覧会・映像上映と放映・レクチャー・公演など)。および関係機関への成果物(写真作品や書籍、映像など)の寄贈活動
※関連情報:《文化芸術プロジェクト ー クロスメディア》
🔸出版・研究・教育活動
書籍や写真集などの貴重な文献の出版活動。世界の精神文化の交流をはじめ、宗教美術や芸能の発祥、ユーラシアの文化遺産の起源に関する研究。世界の大学や教育機関、NPO等とのコラボレーションによる教育活動
※関連情報:《出版・教育活動》
🔸IMAL コレクションズ
上記の活動を通じた、博物館や図書館、大学や他の研究機関への、日本・アジア・ユーラシアの精神文化に関する映像作品・写真作品、出版物・文献などの寄贈活動。コラボレーションパートナーや提携機関内での「インターナショナルメディア&アートリーグコレクション」の構築を図る
🔶基本ストラクチャー
「インターナショナルメディア&アートリーグ」は、2025年以降、北米に設立を目指しています。初期の段階では、北米や日本政府の補助金申請をはじめ、ファンディングを行いながら、プロジェクト単位でのNPO活動を展開していきます。
※USA NPO活動については、プロジェクトのファンディングのためのサイトを現在準備中です。
🔶展望 2020 – 2025
「インターナショナルメディア&アートリーグ」は、2025年までにアート財団(仮称メビウスアートリーグ)の設立を目指しています。理事会はアメリカとユーラシアの交流の重要性を認識する、文化ならびに社会的に実績のあるメンバーで構成され、アメリカ大陸、日本・アジア、ヨーロッパ大陸における有識者、事業をバックアップする慈善事業家、美術館・博物館などの要職の方々を賛同者として募ります。
「メビウスアートリーグ」は、平等と連帯を育む「いのちと祈りの人類遺産」を保存し、促進する団体としての確立を目指していきます。
北米と東京、そしてシルクロードの終着点である奈良に拠点を持ち、精神文化をテーマに、ローマから奈良までユーラシアを一つに結ぶ、多文化間の文化芸術・学術活動を展開する国際機関として「唯一無二」の存在となることを目標としていきます。
🔶文化がなしうる平和への貢献
異文化への理解と尊重を育むために、文化の多様性を豊かさと捉え、排他性ではなく、地球全体において交流し合ってきた歴史を通して、人類の共有遺産として、包括的に見つめることが大切です。
それぞれの時代や地域、社会の文化的蓄積を遺産を通して理解すること。互いに空間・時間を超えて共通の基盤を探り、核となる価値を見いだし、多様性の上に普遍的な意義を共有すること。多文化間の交流の意義も、広く「寛容と連帯の心」を育てていくことにあるのです。
文化を通してなしうる社会貢献とは、異質なものを受け入れ、共有する寛容さを育てることで、対話を生み、平和に貢献することに役立つことだと信じています。
🔶文化の波及効果