【第17回】伊藤みろ発:メディア=アート+メッセージ No.16 国籍を超えて地球を愛する

新年明けましておめでとうございます。

皆様にとって新年が、ご多幸の年となることをご祈念申し上げます。

新たな10年の試練

持続可能な未来をどう描くか、いまや世界は試練にさらされています。

地球規模での気候変動が予測を超えた速さで進み、世界気象機関(World Meteorological Organization [WMO])によると、2015年〜2019年は観測史上、最も暑かった5年間でした。私たちに今必要なのは、地球環境の持続性にかかわる脅威と取り組む生き方を、真摯に求めていくことです。

センス・オブ・グラティテュード

私たちのいのちは、地球のいのちとひとつです。

地球の健全さを私たち自身のことと考え、最優先課題として、私たち自身の暮らし方と結びつけ、新しい価値体系を生み出す生き方へと、ともに歩むということを、実践していきたいものです。

持続可能な生き方の基本は、私たちが生かされている自然環境を慈しみ、自然の恩恵に感謝することです。

慈しみと感謝の連鎖が、気候変動に歯止めをかける意識を育み、持続可能な未来を構築できるのではないでしょうか。

人類という真の国籍

地球温暖化には、国境がありません。

地球を守るには、人類という単位が必要です。

いまこそ「人類という真の国籍」(H.G. ウェルズの言葉)に目覚めていくべきときです。

人類愛、自然愛、地球愛

自然を慈しむこころは、神道の基本であり、仏教では、すべてのつながりを宇宙の真理として説いています。「隣人を愛する」というキリストの教えは、人類愛を根底にしながら、生きとしいけるものへの愛へと開かれていくものです。

人も自然も、水も空気も、光もエネルギーも、循環する万物のすべてに感謝に満ちた態度で臨むこと。日々の瞬間瞬間に、いまここで生かされていることに感謝し、人類愛、自然愛、地球愛に向かって開かれ、お互いにつながっていくこと_。

私たちの希望は、私たちの愛あるつながりと行いに、帰結するのではないでしょうか。

本年も、東西南北のつながりと心の連帯を訴える文化芸術プロジェクト「光と希望のみち」をどうぞご一緒くださいませ。

新年もどうぞよろしくお願いいたします。

令和二年一月吉日

伊藤みろ メディアアートリーグ

Media Art League

East meets West, North meets South through “Media = Art + Message”

Photographs & text by Miro Ito/Media Art League. All rights reserved.

Photo (above) The Afrasiab painting (part), Afrasiab Museum, Samarkand, Uzbekistan (7-8th century CE)/Photo (below): A statue of Apollo reclining Buddha-like (from [former] Portuguese Royal Family Collection), National History Museum, Rio de Janeiro, Brazil​​

Share this post